朝、出窓の外から声がする。女の子のようだ。
ネコちゃんは? ネコちゃんは?
母親らしき声が。今日はネコちゃんいないね。
私はすかさず窓越しに「ちょっと待っててね」と
女の子に言って二階に上がり
テーブルの下に居たモモを抱きかかえ
玄関から外に出た。
初めまして「モモちゃんでーす」
女の子は喜び、母親はすこし恐縮していた。
モモと私は「幼稚園がんばって」と手を振り
女の子を見送って家に入った。
相方に「モモにファンが出来たよ」と報告すると
そう言う時の女性のセリフは決まっているようで
「あなた、バッカじゃないの」である。
今日、私の親バカはここに完成した。
ま
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