それはさておき、デザイン専門学校をでて就職もしないで横浜にある佐藤敬之輔アートレタリングスクールに入った。その授業ではじめて印刷活字の原字を見せてもらった。村瀬錦司という人が書いたのもので薄い紙に5センチくらいのワクがあり漢字が裏表逆に書かれ、墨入れがされていた新聞用の細明朝体だったように記憶している。なにがどお違うと言うより、いままで自分が書いて来たものとは世界が違うとしか言いようがないほどに受けた衝撃は大きかった。特に左右のはらい、「はらいは日本刀のように緊張した張りを持って-------。」その言葉がまさに具現化した姿となって表されている。いつかはあんな文字を書くのだ。と若者は純粋にそのとき思った。
2010年6月7日から「デジタルフォントの原字」展が開かれる。もう一度あの衝撃を受けるのだ。
ま
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