2010年6月20日日曜日

新玉ねぎとトマトのスープ


忙しくて何もないときにある材料で作ったらとてもおいしかったスープをメモ。

新玉ねぎ2個を八つ割にして鍋に入れ、トマトホール缶1つに水をひたひた、ローリエ1枚、唐辛子1本、岩塩適量を入れて煮込むだけでとってもコクのある味。新玉ねぎの甘みがいい味となってアクも出ない、おたすけスープです。どういうわけか、スープや煮込みに使う塩は、同じ岩塩でもさらさらではなく結晶の塊の岩塩がいちばん深みのある味になる気がする、不思議。




読んでいる本にはっとさせられる一文がありました。


『すっとうまく書けたとき、作者がうまく書いたのではない。むしろ触覚そのものがうまく展開し、書き進んだものを、書き手がじゃますることなく、十全に制御下におけたということである。』


「書く―言葉・文字・書」石川九楊著 より



2 件のコメント:

  1. 九楊氏のコトバのこと、この間少しだけ体験できたので、私もはっとしました。制御下におけるnon-controlですね。

    そして、岩塩。
    煮込み系には、岩塩の塊をいれるとはっとする味になりますよね。
    塩梅になるまでの微調整がけっこう好きだったりします。

    返信削除
  2. どうして塊なんでしょうね〜、これでしか出せない味。
    微調整できますか? 塊岩塩のときはえいやっ、といれてそのままです私。気合い一発で味をあわせるのだ。もしくは水分で濃度調整。


    このコトバ、はっとするでしょう。さらっと書かれててびっくりしました。

    返信削除