2010年6月15日火曜日

「原字ものがたり」座談会

6月12日フォントの原字を展示するという、今まであまり例のなかった
「原字ものがたり」展の座談会に行って来ました。
何日か過ぎて記憶にのこった若者の声を2つ。

その1、隣りで、字游工房「ひらぎの明朝体」の原字を見ていた20代前半くらいの二人組
突然気がついたようで「おい、これ墨で書いてあるぞ!」
「ほんとうだ、レタリングしてある」。墨入れとか、版下(はんした)など
経験したことのない世代にはどんなふうに映ったのか
文字は人の手で一文字一文字作って行きます。

その2、座談会の質問で、「写○の○○丸ゴシック体を使いたいのですが.....」という問いに、「どうして?」と聞かれ、「かなのラインがガタガタで揃わないところがかわいい」ので。
これが日本の「かわいい」という文化か!すこし外国人になった気分。

もちろん、当日会場は満員でした。

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