モノクロのジャコメッリの写真は静かに心に刺さってくる。
詩的で深奥な作風というのがしっくりくる。
壁を写した抽象画のような作品もあって....
言葉にならないもの、ジャコメッリの視線について考える。
わたしにはまるでないけれど感じる必要のあるもの。
観に行けてよかった。
マリオ・ジャコメッリ写真展 5月12日まで
http://syabi.com/contents/exhibition/index-1807.html
続けてみるのはちょっと無理があったかもしれないフランシス・ベーコン。
ぞっとするような人体の造形に拒否感が出てくるのをがまんしながら観る。
ピカソのゆがんだ人物像は平気なのに、なぜかベーコンの描きだすものは目を背けたくなり、だからこそ見なければいけないと思ってしまう。
会場の最後にあったウィリアム・フォーサイスのダンス映像を観た時に、ベーコンの仕事のすごさがちょっと解った気がした。ストーリーを拒否する三連作とか、意味のない体の動き。
ダンサーの動きが描いている線が面白かった。
フランシス・ベーコン展 東京会場:5月26日まで
http://bacon.exhn.jp/index.html
ミサ
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